クラミジア抗原検査と陽性の場合の妊婦や胎児への影響

カテゴリ:感染症

記事の種類:検査項目

クラミジア抗原検査の意味

クラミジアは真正細菌である、クラミジア・トラコマティスによる感染症で、日本では最も多い性感染症です。
感染部位は咽頭、腟、直腸などになります。
感染した場合、おりものの増加や不正出血が認められる場合がありますが、感染しても症状が全く現れない場合が多く、検査を実施するまで気づかない場合が殆どです。
妊婦の陽性率は2?5%です。

検査方法

クラミジアが性行為により腟に感染すると、腟を経て子宮頸管に感染し、子宮頸管炎を起します。
この子宮頸管炎のスクリーニング検査として、PCR法を用いて子宮頸管の分泌物からクラミジア抗原検査を実施します。
検体の採取は綿棒様の検査器具で子宮頸管の表面粘膜をこすり取って採取しますので多少の傷みが伴う場合があります。

感染経路

主に性行為やディープキス、それに類する行為により感染します。
感染予防法としてはコンドームの着用、もしくは性行為をしないことです。
またもし妊婦が完治してもピンポン感染する場合があるため、妊婦だけではなく同時にパートナー側の治療も必要です。

治療法

抗生物質(マクロライド系、ニューキノロン系、テトラサイクリン系)の投与による治療を実施します。
通常は、治療開始から2周間程度で完治します。

陽性の場合にリスクのある疾患

母体

性器クラミジア感染症により発症する可能性のある疾患は以下となります。
特に、子宮内膜炎は着床障害、卵管炎は排卵障害を引き起こし、不妊の原因になります。

  • クラミジア子宮頸管炎
  • 子宮内膜炎
  • 卵管炎
  • 腹膜炎

胎児

クラミジア抗原陽性妊婦の場合、何も治療をしなければ、産道感染により新生児クラミジア感染症となります。
新生児クラミジア感染症では以下の2つの症状が現れます。

  • 新生児クラミジア感染症
    • 新生児クラミジア結膜炎(生後5?10日目頃)
    • 新生児クラミジア肺炎(出生後数週間目頃)

公開日時: 2017年10月21日  12:46:00

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