腹囲の正常値(基準値)と異常値の場合の原因と疑われる病気

カテゴリ:身体計測

記事の種類:検査項目

腹囲計測の意味

腹囲計測は特定の疾患の診断ではなく、あくまでも参考所見として実施されます。
以前は、器質的疾患(子宮筋腫肥大など)や腹水の貯蔵、胎児発育異常(胎児発育不全、巨大児など)、羊水異常(羊水過少、羊水過多)などの子宮内容の増減の診断に用いられてきましたが、体格や測り方の差異などで誤差が生じる可能性が高く、エビデンスにはならないため、今はあくまでも参考所見に留められています。

なお、現在は上記の疾患の診断には主に超音波断層法による検査を基にした診断が行われます。

検査方法

基本的には膝を折り曲げて両手を上に挙げ、メジャーを背部から通した後、膝を伸ばし、臍の高さで水平になるようにメジャーを当て、息を吐いた状態で測ります。
但し、最大周囲が臍周囲と異なる場合は、最大周囲と思われる部分を3箇所計測し、その平均を取ります。

正常値(基準値)

腹囲自体に正常値や異常値はありませんが、現在でも参考所見として基本検査項目となっています。
但し計測は必須ではありません。

原因

腹囲異常というのは原則ありません。
妊娠週数の経過と共に腹囲が減る事がありますが、多くの場合は測り方の問題と思われます。
腹囲は妊娠疾患の診断基準には用いられませんが、極端に増える、あるいは減る場合、羊水過多症や羊水過少症の兆候の可能性もあるため、少しでも気になるようであれば医師に聞いてみるのもいいかも知れません。

治療法

腹囲の増減に対して治療を行うことはありません。
但し後述するように腹囲の増減を伴う疾患が発見された場合は、もちろんその疾患の治療を実施する事になります。

異常値の場合に疑われる疾患

特に腹囲の異常値はないため、腹囲から疾患が診断されるわけではありませんが、以下の疾患がある場合、腹囲に変化が現れます。
※これらは腹囲の変化のみで診断されるわけではないためご注意ください。

母体

腹囲が大きい場合

  • 子宮筋腫肥大
  • 腹水の貯蔵
  • 羊水過多症

腹囲が小さい場合

  • 羊水過少症

胎児

腹囲が大きい場合

  • 巨大児

腹囲が小さい場合

  • 胎児発育不全

公開日時: 2017年09月23日  16:16:22

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